第7作 奮闘編 ~演出がグンバツ~
冒頭 (伏線)親子の集団就職。 メインに「母親」と「男子学生」。 ホテル(回収)後の、ついに初登場!寅さんの「母親」と対をなす演出。
というか、仲が良い家族と悪い対比。ますます、ホテルでの寅さんと母親のやりとりを引立てる。
(印象)ホテルのシーンでは、仲が悪い!印象で終わるが、対比で仲が良い家族愛・人間愛が満載の本作。受け皿があり、切り替えが出来、暗い気持ちを引きづることは無い♪
という、寅さんも「頭と気持ち」は違う。親に結婚予定を「無駄に豆に」伝えている♪ 会いたくはないが嫌いなわけでは無い。 出来るなら親孝行したいが、めでたい話が無いので会いづらい。
(メガネ)寅さんのメガネが印象でしょうが、そもそも母親登場時のメガネと対をなしてますよ~
(黄色)青森に来たさくらさんの黄色のスカーフは、映画「幸せの黄色いハンカチ」を連想。地元の男のヘルメット、バイクも黄色♪ 後ろを通る小学生の黄色い帽子。衣装グンバツ♪
(季節の演出+α)柴又で桜が散り始め。ヨモギ。みかん。青森県ではまだ残雪。 映画の中で季節感を感じることが出来る。
食卓のミカン・駅で落とすミカン(大量購入♪女性はみかん好き)
※花が散る=恋が終わるは、シリーズを通した暗示 (今回は00:48分の寅さん満面の笑みからの、おばちゃんが抜けた後に散る数秒がよい)
桜と母親のピンクの衣装が対。衣装色グンバツ♪
「さくらちゃんからお口添え願いまして、よろしゅうまとめて(結婚)やってください」
(勘違い)バスで終わる、最後の直線の山が岩木山ではなく(雪なし)、その前で岩木山が映ってます(雪あり)。